まず自分からなんだよな。…そうでもないぜ、…

「まず自分からなんだよな。…
 まず自分がしっかり立てないと、
 人を助けることもできないんだな、…」

「そうでもないぜ、…
 人を助けることで、
 自分が立てるってこともあるからさ」

「そんなもんか?」

「意外にな」

(十二国記「黄昏の岸 暁の天」、小野不由美)

そんな大きな力でなくても、
何かと戦える、守れる力が
欲しいと思ったりする。

でも、そんな力はすぐ得られるわけでなく、
自分以外に手を出せる人がいないとか、
自分がやるしかないとか、
そんなギリギリの場面でのみ、
生まれるくることもある。

自分が立ってから、
自分がしっかりしてから…

そんなことを待っていたら、
意外に多くの時間を
費やさなければいけない。

とりあえず、心の勢いにまかせて、
手を出してみる。
そうすると、自分も人も助けられたりする。

自信のない自分、
コンプレックスある自分、
二の足を踏んでしまう自分…

いろんな自分は、
なかなかしっかりすることができない。
そう思ったら、待つことよりも
それと付き合って、
進むことを考えた方がいい。

【参考】
7つの習慣(スティーブン・コヴィ)


こころの処方箋(河合 隼雄)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です