人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない。…

人生でぶつかる問題に、
そもそも正解なんてない。

とりあえずの答えがあるだけです。

(バカの壁、養老孟司)

正解だと思い込んで進んだ時には、
そうでなかったと分かった瞬間の
ダメージがものすごく大きい。

だから、「今の自分は、こういう結論」
程度のステップでいいんじゃないだろうか。

自分以外の人に対しても同じ。
「今のあなたは、絶対に間違っている」と、
自分の子供に、あるいは、
愛している人に言ったとしても、
受けいれられるとは限らない。

あなたの思い入れが、
この上なく強いとしてもだ。
そして、必ず正しいとしてもだ…

ある程度の議論を交わしたのなら、
「今のあなたは、そう考えるのね。」で
済ませた方がいい。

まかり間違って、
あなたが正しくない場合だって、
ありえないとは言い切れない。
何らかの流れが変わってしまって…

今は、とりあえず、こういう結論。
そんな姿勢で、受けいれることが
出来たら、変化の早いこの時代にも、
いろんな対応が見つけられるんじゃないだろうか。

私たちが出す答えはいつも重要だけど、
人生という観点から見れば、
困難に出会って、いろいろ乗り越えた後には、
「とりあえず」的なものも多かったと
言えるようになるはず。

だから、これから出していく答えにも、
あまり縛られすぎずにいたいもの。

ただ、それは
依存するとか、無責任になる、
ということとは違うからね。

【参考】
「捨てる!」技術(辰巳渚)


人生の短さについて(セネカ)

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