助け合うってのは…、最低限のことができる人間同士が…

助け合うってのは…、
最低限のことができる
人間同士が集まって、
それで意味のあることじゃねえのかい。

できる人間ができない人間を
ただ助ける一方なのは、
助け合うとは言わねえ。
荷物を抱えるってんだ。

(十二国記「図南の翼」、小野不由美)

本当に助け合う気持ちのある人間は、
「助け合う」なんて言葉が
口から出る前に、多分、
自分から動き始めている。

「一致しよう」「協力しよう」
なんて言葉が出てくるのも、
少し怪しい…

自分の思い通りになっていないから、
なりそうにないから、
そんな言葉を使って、
正当化する人間も増えてきた。

言葉には意味がない時もある。
時間をかければ、
その態度が、行いが、
その本当の意図を見せてくれる。

だから、心の面でしか支えることが
出来ないという場面があったとしても、
「助け合う」の意味あいが分かる人間は、
じっとそれを見つめ、
また支えられている方も、
それをちゃんと感じられている。

「私は、心で、あなたを支えるよ」
なんて言わなくても、言われなくても、
心のことなんだから、通じる。

仮に通じない相手同士なら、
そんなことを言うこと自体が、
かなりのナンセンス。

「助け合う」「荷物を抱える」
どちらが良くて、どちらが悪い
ということでない。

双方の言葉の本質、
自分の本質が分からずに、
「助け合う」なんて言葉は
使わない方がいい、
そういうことだと思う。

【参考】
三国志(北方謙三)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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