オレたちの将来にはなぁ、確実なものなんて何もねぇんだ。常に…

オレたちの将来にはなぁ、
確実なものなんて何もねぇんだ。
常に、あやふやな未来が待ち構えている。

それでも、おまえは生きていくだろ。
あやふやだという理由だけで
生命活動を停止することはできねぇ。

可能性の問題よ。…
おまえにとって最大の敵は、
その貧弱な想像力だよ。

(リング、鈴木光司)

可能性をイメージできなければ、
確かに、道は閉ざされる。

想像力一つで、
人の心は、安心もできれば、
不安におそわれることもできるから。

時代が時代であるだけに、
終身雇用、年功序列の言葉が
象徴するような「確実」なものは、
少なくなってきた。

いや、本当のところ、
確実に思っていただけで、
そういうシステム、
つまり人間が作り上げた体制には、
いつも、もろさがあったんだと思う。

しかし、私たち日本人は、
それに長い間気づかずに、
今、この不確実な世の中に
放り投げられたような気分になっている。

そして、使う機会が少なかった想像力で
立ち向かわなければならなく
なっている。

やはり、その想像力が貧弱だったら、
勝つには難儀する。

想像力は、可能性を高める。
そして、想像力を高めるのは、
こだわりすぎない心、
自由な心、枠に納まりきれない心、…

そんな心が少しでもあるなら、
それをもっている自分に、
感謝しよう。

きっと、あやふやなこれからの時代には、
それだけが力を与えてくれるかもしれないから。

【参考】
人生の選択(オグ・マンディーノ)


人生の短さについて(セネカ)

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