私たちはね、失敗すると4,000万個もの言い訳を言えるんだよ。…

私たちはね、失敗すると
4,000万個もの言い訳を言えるんだよ。
たった1つのお詫びの代わりにね。

(英語)
We have forty million reasons
for failure,but not a single excuse.

(ラドヤード・キプリング)

他人のせいにしたくない、
言い訳を言いたくない、
自分だけは…

と思いつつ、
やっぱり、心のどこかに、
それがもたげてくる。
毎日、毎日、いろんな失敗シーンで。

謝るって、
それほど恐ろしいことなんだよね。

謝っている自分が嫌い、
失敗に関わる自分が嫌い、
そういう状況を作り出した自分が嫌い、
それは、心の奥底にある。

欧米を「罪の文化」、
日本を「恥の文化」と対比させた人がいた。
(アメリカの文化人類学者、
 ルース・ベネディクト「菊と刀」)

うまく表現していると思う。
アメリカやイギリスなどの戦争観を見れば、
分かるように、何が正義か、誰が正義か、
何が罪か、何が悪か、ハッキリさせようとする。
ハリウッドの映画だって、
正義のヒーロー観は、強く表現されている。

日本は、それほど正義には固執しない。
やっぱり、周りを見てどうかな…って感じ。
恥ずかしいかな、みっともないかな、
目立ちすぎるかな、そんな流れ。

だから、人の目につく失敗は、
出来るだけ避けたい感情が働く。
自分自身もそう。

失敗を認めるよりは、
4,000万個も探せないとしても、
言い訳の方に絶対飛びつく。

そういう日本全体の空気は、
なかなか変わらないと思う。
自分が、それに流されないように
決心するかどうかだけ…
そう思う。

【参考】
道は開ける(ディール・カーネギー)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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