脇役を無視して主役だけを大事にするという人は、…

脇役を無視して
主役だけを大事にするという人は、

仕事や人づきあいの面でも
心遣いの欠けた部分が
あるように思います。

(祇園の教訓、岩崎峰子)

ま、なかには、
自分を主役にしたくて、
本当の主役を無視する人間も
いたりします。

あ、自分のことか…

主役のみに目がいくと、
かなり利己的な行動が
出てくることでしょう。

その人の視界に入るように、
いろいろ動き回ったり、

その人に気に入られるために、
そこにいる他の人をネタに
笑わせようとしたり、

その人の時間を独占するような
おしゃべりや行動をしたり…

やっぱり、不自然です。

主役も人間。脇役も人間。
肩書きや地位に視点を置いて、
主役、脇役と決めつけることなく、
人間として見て、
付き合った方が気楽です。

なかには、自分の肩書きを
拝んで欲しくてたまらない「主役」、
それと同じような肩書きが欲しくて
脇役を無視する「信者」もいます。

そういう人々は、
肩書きがなくなった時、
人間味の薄さが明らかになる存在です。

肩書きを失うことより、
その人間味の薄さの方が、
かなりの重傷なのに…

どうか、主役、脇役の判断を
お間違いになりませんように。

【参考】
「良い仕事」の思想(杉村芳美)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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