治療法は、たった1つ。
深い悲しみには、動くこと。
(英語)
The only cure for grief is action.
(ジョージ・ヘンリー・ルウェス)
やっぱり、人は、本質で言えば、
「一度に一つのことしかできない」
と思う。
だから、人が「静」に入り、
悩み、悲しみ、苦しみに浸る構えが
出来ると、どっぷりと埋もれる。
反対に、イヤでも「動」が訪れると、
たとえば、緊急事態や天災、火事などが
迫ってくると、今何を考えていたか、
何に悩んでいたかも忘れて、
動き出してしまう。
ただ、誰も、
人から動かされるのは好きじゃない。
状況がいくらかでも見えて、
自ら動かざるを得ないと分かって初めて、
心が解放される。
ま、新たに、別のことに
囚われることなんだけどね…
それを分かって、
この言葉を理解したい。
悲しみ、苦しみ、悩みに浸っている人を
無理に動かそうとするのは、
成功する場合もあるかもしれないけど、
大きなお世話にならないように。
また、「うつ」病の人に対しても、
無理強いはしないように。
自分の気分転換に、
動くことの効用が分かったら、
それでいい、と思う。
ゆるやかな動きから
始めてもいいから…
【参考】
奇跡の人(真保裕一)