これだけは、覚えておきなさい。
何もかも失ったと思える瞬間でさえ、
あなたの未来は残っているということを。
(英語)
Just remember –
when you think all is lost,
the future remains.
(ボブ・ガダード)
この言葉を見つけて、
FTV系番組「やまとなでしこ」の
ラストシーンを思い出しました。
(厳密に言えば、ラストちょっと前…)
主人公・桜子の人生最大の目標は、
究極の金持ちの男性と結婚すること。
しかし、それとは裏腹に、
自分を本当に愛してくれる大切な人の存在を
感じていくのだが、まだまだ素直になりきれない。
そして、その大切な人を手放した時、
本当の自分に気づいて漏らしたセリフ。
それに応える見守り役・麻里子のセリフ。
「これで、すべて失って、
ゼロになりました。
こんなことになっちゃうなんて、
ほんとにマヌケで笑っちゃいますよね。
…
私、何やってたんだろ。
結局、なんにもつかめなかった。
…
でも、よく分かりました。」
「あなたは、まだ何も分かっていないわ。
あなた…は、まだ何も始まってないじゃない。」
失った、と考えるから、
投げ出したくなる。
生まれた時を考えてみたらいい。
手のひらをぎゅっとにぎったまま、
何も持たないで、この世に生まれてきた。
今手にしているもの、
また後々手に入るもの、
そして失ったもの、
さらに失うであろうもの。
あらゆるものは、一時的に、
私たちが預かっているもの。
最後は、思い出しか残らないかもしれない。
それでも、やはり、
次の1秒、次の1時間、次の1日と、
未来が、ちゃんと手のひらにおさまってくる。
私たちは、何も分かっていない。
そして、何も失っていない。
別のものが手に入る準備に入っただけ。
それが真実なのです。
今日、仮に何かを失ったとしても、
前に進みましょう。