壁がつくられた訳を知るまで、壊してしまうべきではない。

壁がつくられた訳を知るまで、
壊してしまうべきではない。

(英語)
You shouldn’t take the fence down
until you know the reason
it was put up.

(G.K. チェスタトン)

壁と言われると、
何でも邪魔物扱いだけど、
そうでもないんだよな。

壁がつくられた当時には、
守らなければいけないもの、
分かたなければいけないもの、
断たなければいけないものが
あったわけで…

壁をなくして風通しをよくしよう、
と単なる思いつきで言うのは、
やっぱり、ちょっと違うと思う。

案外「壁をなくそう」なんて言う人間に限って、
単に、自分の側から勝手に言い放す
窓口が欲しいだけで、
自分の側に何か言われたりすると、
誰よりも高い壁をつくったりする。

「壁をなくそう」、
「コミュニケーションしよう」、
「ノミニケーションしよう」、
いい言葉だと思う。
しかし、そう言う人間の意図は?
と考えると…時に、疑問である。

ただ、言いたいことを言う場が欲しくて、
あるいは、攻めるような本心があって、
それを言っているのなら、
壁をなくすのは、
はなはだ危険な場合もある。
時間を浪費するだけ…?

たしかに、時代が進めば、
いろんな壁が必然的に壊されるだろう。

それでも、壁があった理由を分かっていても、
損はないと思うんだ。絶対に…

【参考】
求む、有能でないひと(G.K. チェスタトン)


道は開ける(ディール・カーネギー)

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