角が立つから黙っていよう、では流されてしまう。

角が立つから黙っていよう、
では流されてしまう。

(松家仁之)

だまらないことを、
美徳とは言い切れないが、

ただ「だまる」ことが
美徳とされて
いた時代に比べれば、

その「だまり」にも、
軽蔑や、怒り、無関心など、
いろいろな裏の感情が
あることが分かってきて、
どうやら、かえって
「角が立つ」ことがあるらしい。

そういう理解で、その場の
自分の存在が流されたら、
かえって心外であろう。

だまらない。
言いたいことは言う。
ただし、言い方は、
学んでいく。

そんな言い方が必要な時代。

「智に働けば角が立つ、
 情に棹(さお)させば流される。」
 (草枕、夏目漱石)

根本をたどれば、
言い方以前の考え方が、
問題なんでしょう。
本当のところは…

「だまっている」よりも、
「共感している」ふりの意見よりも、
たとえ意見が違っても、
お互いの意見の良さを
引き立てる第3案を
見い出そうとする考え方が必要。
賢明な「コメント力」

なかには、それも受け入れない人も
いるかもしれませんが…

【参考】
コメント力(齋藤孝)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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