冒険は確かに素晴らしいが、…

冒険は確かに素晴らしいが、
たとえば一つの目標を
達成したときに

周囲を見回してみれば、
もっと大事なものが
見つかるはずだ。

(写真家 マイケル・ニコルズ)

冒険っていうのは、
日常とは離れた経験。

そして、それをするのは、
その地点から、
日常を見つめ直すため。

考えてみれば、
そういうことですよね。

現代に生きる私たちは、
幸いにも、映像や写真、
言葉などを通して、
冒険の疑似体験ができる。

そして、大事なものを
見つけられたりもする。

けれども、逆に、
疑似体験の感覚に慣れすぎると、
何も感じなかったりすることも
ありえる。

たとえば、昨晩、私は、
FTV系の「救命病棟24時」を見ていて、

「生き残った人間には、
 全力を尽くして
 生きる義務がある」

という言葉が心に残った。

改めて気づくにしては、
当たり前のことすぎるかもしれない。

たとえば、いい言葉ねっとでは、

「あなたが空しく生きた今日は、
 昨日死んでいった者が、
 あれほど生きたいと願った明日。」
 (カシコギ、韓国の小説)

という言葉が、ランキングの常連に
なっているくらいだから、私が、
「生きること」の意味っていうのを、
十分考えていても、おかしくない。

それでも、何か新しい刺激がないと、
気づけないくらい、人間は、
ちょっと鈍いんだろうな。
慣れちゃうから…

また冒険したいと思う前に、
大事なことに気づいて、
自分のものにしたいものです。

【参考】
冒険の作法(小阪裕司)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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