自分のじゃまをするやつとは、
たいてい自分なのだ。
(糸井重里、「じゃまものを、捕らえてみれば自分なり。」)
人には、面白い現象があります。
他人にじゃまされると、
燃えあがります。
「このやろ?」って。
自分にじゃまされると、
簡単にあきらめます。
「そうだよなぁ」って。
この現象を理解していると、
いろんなことが出来ます。
つまり、誰かの邪魔を
したくなったら、
何もしなければいい。
放っておくに限ります。
そして、それをするのがいい
もう一つの理由は、
邪魔するのに使う時間を、
もっと意味のあることに
使えるんです。
それをしないばかりに、
苦しんでいる人は、
あなたの周りにも
たくさんいるでしょう。
邪魔や抵抗ばかりに、
時間を注いで、その上、
それがうまくいかないものだから、
さらに苦悩に見舞われて、
悪循環のくり返し。
それも、そのはず。
他人に邪魔されればされるほど、
相手は燃えあがって、
やる気が強まるんですから。
なかには、もっと老獪(ろうかい)な策で
邪魔する方法を考える人もいますが、
他人の邪魔をする前に、
自分を邪魔する自分を、
どけた方がいいですよ。絶対に…
こんな言葉も思い出しました。
「あなたの邪魔をする者は、
あなたを助けてくれているのです。」
(マスターの教え、ジョン・マクドナルド)