人生が本だとすれば、
その答えは、後ろの方に
あるわけじゃあない。
(英語)
In the book of life,
the answers aren’t
in the back.
(チャールズ・シュルツ)
以前、うちの娘が、
算数のドリルとかで、
後ろの答えをほぼ写しながら、
勉強(?)していたことがあります。
答えがあるというのは、
楽なものです。安心です。
今は分からずとも、
それを目指していけば
いいのですから。
小学校の算数ドリルでは、
だいたい答えは1つだけです。
そして、その求め方の例とかは
載っていなかったりするので、
子供たちは、おそらく、
その答えさえ見つければ、
途中の求め方が分からなくても、
点数がとれる、先生にほめられる、
なんていう偏った感覚が
身についてしまうこともあるでしょう。
そして、いざ、大人になった時に、
「答えを教えてください」と
くるんです。
「答えはないよ。というか、
いろいろな答えがあるんだよ。」
とアドバイスされても、
混乱するばかりです。
マニュアル人間と呼ばれる人々は、
そういう感覚で育ってきたことでしょう。
私が考えるに、それは年代の問題では
ないと思います。
よく「若い世代はマニュアル人間」と
批判されたりもしますが、
すでに疲弊した大きな組織において、
金や権力(コネ)に縛られている古い世代も、
見えないマニュアルに支配されている
「マニュアル人間」じゃないかなぁ、
と思うのです。
だって、そうしていれば、
今までなら、答えに
たどりつけたわけですから。
それが叶わない時代になった。
必ずしも、後ろの方に答えはない。
自分なりの答えを見つけて、
それが受け入れられる、
なおかつ、自分が納得できるように
生きていかないとダメですからね。