それが、ほんとうに伝えたいことだったら…

それが、ほんとうに
伝えたいことだったら…
伝わるよ、きっと

(きよしこ、重松清)

伝える「気」があれば、
という問題ではない。

心の奥底から
あふれてくるような思いか、
といういこと。

私は、あきらめが早い人間。
だからこそ、
付き合うと決めた人間には、
心からあふれてくるものがあれば、
やはり、とことん伝えよう
としている気がします。

あきらめが早い分、決して、
手放したくない人もいるから。

そして、こちらに
その気がある限り、
結果はどうあれ、
伝えたいことは、
きちんと伝わります。

ここがポイントです。
「結果はどうあれ」

伝えたいことが伝われば、
あとは、相手の選択です。

相手が自らの考えで選んで、
あとは、相手の責任に
なるわけですから。

そこの理解を越えて、
自分の思い通りにしようとすると、
歪みが生じてきます。
自分の心にも、相手の心にも。

それは、決して
望ましい状況じゃないはずなのに、
「思い通り」にしたい思いが、
一線を越えると、
なかなか止められない。

ストーカーっぽい…

「伝えたい」と、
「思い通りにしたい」は、
実際、かなり違う。

自分の思いの行き過ぎに、
自分も、他人も苦しめられる。

そう考えると、幼いうちに、
伝えた、伝わった、
という感覚を経験するのは、
とても大切なんですね。

その感覚なくして
大人になってしまったら、
やっぱり、
コミュニケーションは
難しいでしょう。

思い通りにする努力でなく、
伝える努力をしましょ。

【参考】
きよしこ(重松清)


「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)

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