質問をたくさんすること。…

質問をたくさんすること。

ひとに聞くことなんてない
などと思わないこと。

わかっていると思っていること
も疑ってみること。

(ジェームズ・マイケルズ)

性格かもしれないが、
「元気ですか?」
「仕事はどうですか?」
「何か手伝うことはありますか?」
というようなありきたりな質問に、
私はちょっとうんざりする。

あいさつしたい程度の思いなら、
質問でない方がいいのだ。
「おはよう」
「こんにちは」
「こんばんわ」
これで十分。

なんでだろう…
多分、私の仕事柄で、
いろんな質問をしたり、
その答えを考えたりする
人間だからだろうねぇ。
たずねられた質問には、
真剣に考えてしまう性質(たち)。

しかし、相手の質問内容は、
突っ込んだものであったとしても、
その相手の思いのなかには、
そんなに関心がないと分かる場合には、
社交儀礼的なその質問に嫌気がさす。

真剣に考えようとする思考回路と、
相手の関心の薄さを感じる心が、
ぶつかるのだ。
(あくまで、私の場合です。)

得てして、質問が下手な人は、
その質問内容と、質問する意図が
離れていることが多い。

それは、質問の上手下手以前の問題で、
やはり、興味や関心の強さだと思う。
それが強ければ、質問は的が絞られる。
そして、受けた答えに対して、
また新たな質問が出てきて、
会話はどんどんつながるのが普通。

「こんな質問を聞いたら、
 どう思われるんだろう…」
なんていう礼儀を考えるのも、
時には必要かもしれないが、
興味や関心をもつのが、
本当の礼儀だと思っている。

たとえば、冒頭の質問は
こんな感じになるだろう。
「体調悪いって聞いたけど、どう?」
「新しい事業の方は、たいへんなの?」
「私は、?が出来ますが、
 お手伝いしましょうか?」

質問をするなら、
本当の興味や関心を育もう。
それなしでは、
「分かる」チャンスも
逃してしまう。

【参考】
質問する力(大前研一)


置かれた場所で咲きなさい(渡辺 和子)

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