むずかしいことはやさしく。
やさしいことは深く。
深いことは愉快に。
(井上ひさし)
難しいことを
難しく伝えると、
理解されない。
やさしいことを
やさしいまま伝えると、
飽きられる。
深いことを
深く伝えると、
興味のない人には
見向きもされない。
同じことを教えるにしても、
先生が違えば、
授業の雰囲気は
まったく変わってくる。
いい先生にめぐり会えれば
一番幸せではあるけれど、
そうでない場合は、自分が
やさしくしたり、
深く掘り下げたり、
愉快なポイントを探したり、
そんなことをしないと、
心には残らない。
人が伝えたいことは、
もともと、それほど多くない。
人が覚えられることも、
同じように多くはない。
それでいて、私たちは
多くを伝えようとしたり、
多くを覚えようとしたりする。
大切なことは多くはない。
それが分かれば、
伝え方も変わるはずなんだよね。
(参考)ふふふ(井上ひさし)