「言葉にしなくても
愛は伝わるはず」は
思い上がりというものです。
(恋愛論、柴門ふみ)
伝わることも、
たしかにあると思う。
けれども、
それを頼りにして、
言葉を使わなくなれば、
伝わらなくなった時に、
言葉を使えない、
という状態に陥る。
恋が、愛が実って、
燃え上がっているうちは、
伝わっているような気が
しているけれど、
長い付き合いになれば、
伝わらないと感じる時は来る。
それは、人間関係における
カゼのようなもので、
言葉とかでうまく対応しないと、
症状はますますひどくなる。
人は期待する。
話せるのであれば、
どうして話さないの？となる。
言葉で聞きたい、となるはず。
人はそんなに強くないから、
証拠を求める気持ちが
どこかで出てくるんじゃないかなぁ。
もちろん、その証拠は、
言葉じゃなくてもいいけれど、
簡単なものを難しくしているのは、
人間の心かもしれない。
恋愛に限らず、何にでも…
