話していて楽しい人が少ないのは、…

話していて楽しい人が少ないのは、
ほとんどの人が、
明確な答えをすることよりも、
自分の言いたいことに
心が向いているからです。

(ラ・ロシュフコー)

自分が知りたいことだけを
知りたいばかりに、
相手の話を急かすのも、
同じことかもしれないですね。

私は、そういうタイプ
かもしれません。

そして、それも結局のところ、
相手にとっては、
「話していて楽しくない」
になりえることでしょう。

会話の時に、
聞きたい側も、言いたい側も、
自分の目的だけを優先すると、
お互いが味気なく感じる。

だからと言って、
相手の言いたいことばかりを
延々と聞かされるのも疲れる。

楽しい会話が成り立つためにも、
自立した人格が必要なんですね。
そうでなければ、
どちらかが我慢することになる。

会話で我慢するなんて、
私には耐えられません…笑

ただ、本音の部分で、
「いくらでも話を聞く」
という気持ちになれるなら、
楽しい相手になれることでしょう。

プロカウンセラーの方は、
とにかく話を聞くそうです。
お金をもらっての仕事ですから、
それは当たり前のことでしょうが、
それでも、集中して聞けるのは、
1人につき1時間が限度とのこと。

同じ人から、話を
それ以上聞くことは
避けるのだそうです。

もちろん、その後は、
別の人からまた1時間ほど
話を聞くことになるでしょうが、
それが出来るのは、人が変わって
心の雰囲気を変えられるからなのです。

話をする時には、相手に
「プロカウンセラー」の仕事を
強いていないか考えたいものです。

それを悟るには、自分の言動を、
1日中録音した方がいいかもね…

(参考)「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック(ジェシー・S・ニーレンバーグ)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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