白が幸福、黒が苦労とするならば、…

白が幸福、
黒が苦労とするならば、
白の白さを際立たせるには、
黒を隣に置いてみることです。

黒の色が濃ければ濃いほど、
黄なりものでも白く見えるのです。

(美輪明宏)

ここ数日、尊厳死の話題で
渦中にあるお医者さんが、
「医学とは?」の質問に対して、
「大事なのは心電図ではない」
と答えた記事に目が止まりました。
(朝日新聞サイト)

この言葉はとても微妙ですが、
何か考えさせられます。

心電図が動いている以上に
人生の白黒を体験しないと、
意味がない時期もあれば、

心電図が動いているだけでも
今は幸せ、希望がもてる
という時期もあるからです。

数年前、私の勝手な心配で
24時間心電図検査を受けた私ですが、
その時は問題なしでした。

今も引き続き問題なく、
心電図がきちんと動く私でも、
周囲に、白も黒もなければ、
生きている意味が薄い気がします。

2年前に紹介した、
こんな言葉があります。

「人生はオセロ。
 赤ちゃんの時は白。
 その後、黒ばかりが多くなっても、
 最後には、多くが
 白にひっくり返ることもある。」
 (萬田久子)

ひっくり返っても黒、
ということもあるかもしれませんが、
逆に、黒く塗られただけの白や、
混じりあってしまったグレー、
という場合もあるようですから、
根気よく、白と黒に
付き合いたいものです。

(参考)紫の履歴書(美輪明宏)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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