人生に疲れたという人がいたら、…

人生に疲れたという人がいたら、
それは人生のほうが
その人間に疲れたのだと
思えば間違いはない。

(ジョージ・サンダース)

妻の祖母は、よく
「足が痛い、痛い」と
騒いでいたと言います。

しかし、ボケてしまった後は、
(私が結婚した頃)
足のことなど何一つ
言わなくなったばかりか、
夜昼問わず徘徊して
あちこち歩いていました。

そして、その後も
息をひきとるまで、
足に不調があった様子もなく
過ごしていました。

痛みも疲れも、
自分で考える限界に合わせて、
感じたり、感じなかったり
するのでしょう。

だから、その限界を
考えることが出来なかったり、
考えないように出来る人は、
想像以上に耐えられたりします。

人生に疲れる、というのは、
ある意味、それとはちょっと
違うものかもしれません。

どちらかと言うと、
飽きたとか、期待がもてない、
行き詰まり、やり切れない、
などの感情の集まりでしょう。

きっと、過去のどこかに、
そう考え始める道筋が
あったはずなのですが、
そこまで後戻りする術が
分からない。

だから、その先の道も
閉ざしてしまおうと
思ってしまう。

人生に疲れたと感じたら、
どこかで思い違いしている。
それに気づく人の前には、
そこから逃れる道が
備えられる。

実際、その時になると
忘れてしまいそうなので、
誰かの助けが欲しいですね。

(参考)人生に疲れきる前に読む心理学(加藤諦三)

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