人を大事にするということは、
つまり、鍛えるということ。
(前田新造、雑誌「THE21」)
自分を大事にするためには、
鍛えられるところを鍛えて、
あとあと耐えられる力を
たくわえていくこと。
他人を大事にすることも、
その人が一人立ちできるよう、
鍛えてあげること。
今年は、団塊の世代が
退職を迎える時期に備えて、
介護に関する法律も変わり、
「介護予防運動指導員」
なんていう人々も登場し、
予備軍と言われる人々に、
筋力向上トレーニングを
指導するらしい。
介護が要らないよう、
鍛えてくれるわけだ。
「もう何もしないで、
家の中でゆっくりしてね。」
なんていうのは、かえって
大事にしていないことになる。
「ああ、あそこが痛い。
ああ、ここが痛い。」
と言われても、ビシバシ
鍛えていく時代の到来か…?(笑)
いずれにしろ、
鍛えてあげなければ、
大事にしていない
ことになるわけだ。
スパルタ方式を
選ぶ必要はないけれど…
よし、鍛えてやるぞ!
って勢いづく前に、
やっぱり自分を鍛えないとね。
鍛えられていない人に
鍛えられても、
鍛えられるわけがないから。