戦術は、自分たちで
決めるものではなく、
相手に対して作るもの。
…
相手がどうくるかによって、
戦術を変えている。
(オシム監督)
にわかサッカーファンの私は、
日本が予選敗退してからというもの、
すっかり、ワールドカップ熱が
冷めてしまいました。
マスコミは、次期監督候補
オシムさんの言葉で
盛りあがっているようで、
今日は、そこからの引用です。
戦略、戦術、戦法、作戦…
いろんな言葉があるなかで、
厳密に言えば、それぞれの意味は
ハッキリ違うようですが、
単なる思いつきの戦術では、
ダメな場合が少なくありません。
いくら良いアイデアでも、
相手がそれに対して、
100%の準備をしていれば、
逆にやられます。
相手が考えつかないところに、
戦いの舞台をつくらないと
こちらの攻撃は力不足になるのです。
なんか、カケヒキのようで、
そんなのは嫌いだなぁ…
と思う人もいるでしょう。
しかし、本当に欲しいもの、
本当に勝ちたいことのためには、
いろんな攻め方を工夫するもの。
少しでも安く買いたいものがあれば、
いろんな調査をするように、
半歩でも勝つためには、
戦う相手を知らなくてはいけないのです。
もし、情報がないというのなら、
戦い始めながら、
情報を集めなければいけません。
自分一人の思いつきだけで、
ずっと勝っていける世の中なら、
誰も苦労はしません。多分、
面白味もないことでしょう。
結局は、自分に勝つことですが、
相手がいなければ、その勝ちも
ないのですから。
(参考)オシムの言葉(木村元彦)