結婚は雪景色のようなものである。…

結婚は雪景色のようなものである。
始めはきれいだが、
やがて雪解けしてぬかるみができる。

(夫婦げんか、山本有三)

これは、恋愛は?
っていう言葉にも
置き換えられそう。

ただ、だからと言って、
恋愛も結婚も、いいことない、
というわけではない。

雪解けして見えてきた現実の
ぬかるみを1つ1つ固めていくのが、
恋愛と結婚の面白さなのだ。

あるいは、そのぬかるみの中に
芽生える新たな息吹を育てるのが
楽しみになるのだ。

そのぬかるみが、
1つばかりでなく、
いろいろと出てくるから、
結婚は飽きるはずがない。

もし、飽きるとすれば、
お互いに表面ばかりを見て、
自分の内面を磨かずに、
見飽きるような光景のままに
しているからかもしれない。

もちろん、
一方の努力だけで
その光景が変わるわけがない。

じゃあ、変えてやろう、
ということになると、
「飽き」とは違う問題が出てくる。

「人と人との間に
 起こる問題のほとんどは、
 誰しもが先ず他人を変えようとする
 ところから発生するのです」
 (ロバート・コンクリン)

おそらく、この言葉が
当てはまる問題でしょう。

時が過ぎれば、
いつまでも同じものを
楽しめるわけではないこと。

雪景色を楽しめる時期もあれば、
春の息吹を楽しむ時期もある。
夏の太陽で体に熱くする時期もあれば、
秋の涼しさで身と心を癒す時期もある。

同じ景色ばかりを期待しては
いけないのだ。

(参考)心に太陽を持て(山本有三)

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