お客がどういうものを買い、…

お客がどういうものを買い、
収集しているかで、
その人となり、
生い立ちのほどが
想像できるのです。

(薔薇窓、帚木蓬生)

現代は、インターネットで
買い物をするという手段がある。

そこでは、直接に顔を合わせないから、
顔を合わせて買ったら恥ずかしいものや、
知られたくないものまで買いやすくなった。

いいことか、悪いことか、
ちょっと微妙なところもあるけれど、
お金を大切にしている人間が、
身銭を切って手に入れるものに、
価値観が表れないわけがない。

隠れて手に入れられる
ものであれば、あるほど。

そんなことを考えると、
行きつけのお店で何を買うか、
ちょっと考えちゃいます。

何か無理しちゃうみたいな、
見栄を張ってしまうような…

おそらく、そういう見栄を張らせるために、
買い物をさせるお店もあるんですよね。
商品の特性上でも。

たしかに、
自分の1週間をふと振り返ってみて、
お金を使ったものを思い浮かべるだけでも、
自分の心のありようが分かりますね。

お金は、自分の心を移す拡大鏡。
使っているのか、使われているのか、
分からなくなっている人は、
お店の人にだけ分かられていることに
なっちゃいますね。自分のことなのに…

やっぱり、お金の力って、妖しい。

(参考)薔薇窓(帚木蓬生)


道は開ける(ディール・カーネギー)

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