神と自然は、何一つ無駄なことはしない。

神と自然は、
何一つ無駄なことはしない。

(英語)
God and nature do nothing in vain.

(アリストテレス)

神を信じない人は少なくない。
けれど、自然の力は知っている。
信じる必要などなく、
その偉大さ、恐ろしさを
十分に知っていると思う。

だから、
自然の厳しい仕打ちには、
毎度のことだけど、
人間の無力さを感じる。

災害を防ぐために作られたものでも、
人間の不注意や怠慢で、
約束通りのことをしていなければ、
人間を守ることすら出来ない。

人間がいくら強がっても、
時々刻々と近づく「死」に
打ち勝てないのと同じだと思う。

時間も、自然の力。
進めることも、戻すことも出来ない。

人間がどうやっても
変えられないことには、
きっと無駄なことがない。
無駄だと思うのは、
人間の方の都合なだけ…

一方、人間が変えられることの中には、
無駄なことが生まれる可能性がある。
ただ、それでさえも、
人間が何事にも意味さえ見いだせれば、
無駄になることはない。

与えられているものに、
無駄なものはないわけだから、
無駄な生き方には使わないようにしたい。

(参考)宇宙授業(中川人司)


モモ(ミヒャエル・エンデ)

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