きれいごとを
ならべているだけでは、
やってはいけない。が、
きれいにみせねばならない。
(重耳、宮城谷昌光)
この言葉の前には、
「政治は」と付きます。
しかし、
他のことにも
言えるなと思って、
こう引用しました。
昨日、小泉首相の次に、
この日本を率いる人物が
決まりましたね。
安倍晋三氏。
「美しい国へ」という著書には、
彼が描く「きれい」が見えます。
何事もそうですが、
きれいな理想が実現するためには、
かなり難儀なことも出てくる。
もちろん、必ずしも、
汚いこと、不正なことをする、
という意味じゃない。
トイレ掃除がいい例だと思う。
やっていることは汚いけれど、
ちゃんときれいにやった後には、
きれいな仕事をした気分になれる。
難儀な仕事を、
どれだけきれいに見せられるか。
その「きれい」さが、
難儀を乗り越えるパワーになればいい。
なかには、不正な仕事を、
どれだけきれいに見せられるかを
四六時中考えている人もいるけどね。
多分、それを考え出したら、
次から次へと偽りの仕事が増えるから、
きっとキリがなくなるよ。
そうはなりたくないものです。
きっと、人間は、
本当は「きれいごと」が
好きなんだと思うんです。
ただ、期待することに
疲れちゃっているのかもしれない。
癒されましょう…
(参考)重耳(宮城谷昌光)