矛盾こそ…原動力であり、…

矛盾こそ物事の発展の原動力であり、
矛盾を解消するために
一方に割り切るのではなく、
矛盾と格闘し続けることが重要だ。

そして、その矛盾を
包容できる人が「器の大きな人物」。

(雑誌「プレジデント」)

世の中の矛盾を嘆いたり、
責めたりすることは、
誰にも出来るわけで、

ただ、一番矛盾しているのは、
自分だったりするんです。

私のコメントやコラムだって、
過去から辿ってみれば、
きっと矛盾したことを
言っていると思うんです。

まるで、自分の周りにだけは、
矛盾がゆるされるかのように…

そういう自分を、
矛盾していないように
見せようと努力すること自体に
もうかなりの矛盾があるわけで、

そんなことよりも、
自分には矛盾があるんだ、
と包容できる人間になった方が
矛盾がなくなっていくと
思うんです。

あとは、それと戦うだけだから。

世の中の矛盾と戦うよりも、
自分の中の矛盾と戦う方がいい。

いつまでも、自分の矛盾を
隠そうとしていたら、
それ自体が矛盾の上塗りになるだけ。

自分の矛盾を受け入れた時に、
世の中の矛盾と戦うための
本当のパワーも
見えてくるんじゃないでしょうか。

頼るところを間違わない目も…

(参考)プレジデント Family (ファミリー) 2006年 12月号


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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