人間の社会は、
どこへ行っても同じです。
まず基礎があり、体験があって、
その上に読書が付加価値をつける。
そして更なる体験がある。
これの繰り返しです。
(雑誌「プレジデント」)
基礎がないのに、
体験を始めると、
きっとズレて覚えることになる。
まれに、奇跡的に、
基礎がないように見える状態でも、
すごいもの、すごい人が、
生まれることもありますけど、
それは、珍しいと思います。
たとえば、
一度も他店で修行をせずに、
開業して成功している
ラーメン屋さんとか。
それが出来た人がいるから、
俺も基礎なんかなくても
うまくやれるだろう…と
みんなが勘違いして始めても、
なかなかうまくはいかない。
基礎を教えられたことがないだけで、
基礎をちゃんと自分で習得できる人も
いるという話なのだと思う。
それを、基礎がなくても大丈夫、
と早合点したら、痛い目に遭う。
そんなことで挫折している人々は、
腐るほどいるでしょう。でも、
そこで「基礎の大切さ」を実感し、
再スタートするなら、
その経験も無駄ではなかったということ。
それを時代のせいとか、
環境とか誰かのせいにして、
腐ってしまうなら、その後、
何をやっても実にならないでしょう。
読書も、役に立つんですよね。
やっぱり、そう思います。