…誰かに借りたら誰かに返そう…

生きているということは
誰かに借りをつくること
生きているということは
その借りを返してゆくこと

誰かに借りたら誰かに返そう
誰かにそうして貰ったように
誰かにそうしてあげよう

(永六輔)

お金は、一番分かりやすい貸し借りだ。
だから、一番怖く思えることでもある。

それゆえ、人は、
その貸し借りにとらわれて、
生きてることの貸し借りを
忘れてしまうこともある。

私は、思うんです。
実は、人間そのものが、
借りを溜めこんだら、
具合が悪くなるように出来ている。

食べても、それを
ちゃんと消化しなければ、
体に残って肥満となるように…

貸し借りの帳じりが合わないと、
何かが狂ってくる。

欲張って何が悪い、
と思って生きるのは自由だけれど、
無理やり帳じりを合わせられる
羽目になるよりは、
自分から返した方が気分いい。

もし返す相手がいなくなっても、
「これで気が楽になった…」
なんて思わない方がいい。

返す相手がいないなら、
どこで、どう返すかは自由。
その相手を見つけることが、
楽しみになるようにしたい。

貸し借りは、
どこかで必ず帳じりが合う。
これがルール。

(参考)世間にひと言 心にふた言(永六輔)


人生の短さについて(セネカ)

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