やがて失うものに意味がないのなら、…

やがて失うものに
意味がないのなら、
あなたの命もまた
無意味でしょう。

(Pumpkin Scissors、岩永亮太郎)

どうせ失うんなら、
どうせ辞めるから、
どうせ死ぬんだから、

なんていうことを考えたら、
何をする必要もなくなりそうです。

おおげさな話、
自分の子供だって
いつか死ぬんだから、
育てるのでさえ
アホらしくなってしまうでしょう。

子供に限らず、
育てるのがアホらしければ、
どんなもので生んだり、
作ったりするのが無意味になる。

成長するということでさえ、
その先で「死」とか「消滅」が
待っているとうれば、
バカらしいことに思える。

見えるものでそれなのですから、
見えないものの価値を
見つけるのは、
もっと難しいでしょう。

私の妻は、すごく疲れやすい。
気疲れから始まって、
めまいやら、肩こりやら、
よくもまぁ、こんなに疲れやすい
心と体になっちゃったもんだなぁ、
と思います。

疲れている様子を見ていると、
私は、「何もするなよ!」
と思い始めます。

いいから、休んでいろ!と。

しかし、
疲れるからと言って、
休んでばかりいたら、
人生の時間ばかりが
どんどん消費されていく。

そんなんで、
本当に価値ある人生を
生きることができるか、
と思えば、

疲れさせないように守りすぎる、
のも良くないことだなぁ、
と思い直すわけです。

疲れるからあれをしちゃダメ、
失うからこれもしちゃダメ。

そんな考えを捨てなくちゃ
命の価値など見つけられないのです。

(参考)Pumpkin Scissors(岩永亮太郎)

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