問題の本質は同じです。

問題の本質は同じです。

(ゴードン・B・ヒンクレー)

心理学者のマズローによると、
人間の欲求は、5段階だそうです。

1.生理的欲求
2.安全に対する欲求
3.愛情の欲求
4.尊重の欲求
5.自己実現の欲求

欲求のなかには、この5つに
ハッキリ分かれるものばかりでなく、
微妙に重なっているものも
あるでしょう。

しかし、もし生きていて、
問題とか、争いに出くわしたとなれば、
きっと、このどれかに本質がある
というのは、分かるような気がします。

食い物の恨みは恐ろしい、
から始まって、
睡眠欲や性欲を邪魔されると、
人は怒りを感じるものです。

でも、その怒りをうまく
おさめられる人であれば、
その欲求は、愛情とか、
尊重とか、自己実現とか、
もっと高いところに
あるからなのでしょう。

低い次元の問題は、
高い次元の欲求を引き出さない限り、
解決するわけがなく、

低い次元で話し合ったり、
争ったりしているうちは、
収拾がつかないのです。

だから、問題の本質は、
いつも同じ。

そして、その問題や争いに
自分がかかわっているとすれば、
相手の欲求にも、
自分の欲求にも、
原因があるのが普通なのです。

少なくとも、私自身の場合は、
そんな気がします。

本質が見えてくれば、
意外とカンタンに、
自分のバリアを解くことも
出来たりします。

それは、ええことだ。

(参考)コトの本質 (松井孝典)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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