わたしたち、まだどこのナニモノでも…

わたしたち、まだ
どこのナニモノでもないでしょ?

いずれはどこかの
ナニモノかになりたくて
一生懸命やってるつもりだけど、
望んだ結果が出るかどうかはわからない。

結果が出る人と出ない人との差が
どこにあるのかも見えない。

(名もなき毒、宮部みゆき)

美空さんからの投稿です。

ほとんどの人が、
似たような気持ちで
生きているかもしれない。
今日出会ったいろんな人が…

電車で隣りに立っていた人も、
同じサイトにアクセスした人も、
応対したコンビニの店員さんも…

ナニモノって何者?
みたいな感じで探している。

自分らしく成功したい、
と思っていても、世の中に
あふれかえっている「成功の秘訣」が
さまざまな雑音に混じって、
心の中に入ってくる。

最初は振り向かないようにしていても、
ついには、ガマンできなくなって
それに飛びついたりもする。

すると、なんか
道が開けたような気さえする。
そして、真似をしてみるけれど、
やっぱりうまくいかない。

何が足りないんだ?
と自問してみれば、
努力がまだ足りないんだ、
という気もしてくる。

そこで努力をしていると、
次の新しい雑音が聞こえてくる。
試行錯誤に嫌気がさして、
たまらず、その雑音に飛びつく。

そっかぁ、そういうことか、
と分かった気になるけれど、
結果はそれほど好転しない。

そのうち、
ナニモノかになるために、
自分の内なる声を信じればいいのか、
世にいう成功の秘訣を信じればいいのか、
分からなくなってくる。

分からなくていいと思う。
そういう試行錯誤している者も、
ナニモノかの1つでしょうから。

(参考)名もなき毒(宮部みゆき)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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