みんなの都合に負けて
自分の生き方を決めたら、
わたしはその責任を負えない。
だから、ちゃんと考えたい。
そう、思ってる。
(十二国記、小野不由美)
もし、スポーツの試合で、
相手が強いから負けるに決まってる、
という思いにとらわれてしまったら、
自分の実力なんて出てこない。
相手が強いのが事実だとしても、
自分の実力を100%
出そうとする思いは、
それとはまったく別物のはず。
仮に、その強いという相手の方が、
どんな対戦相手であれ、
全力で戦うっていう謙虚な人だったら、
失礼にさえあたる。
自分の勝ちも、負けも、
自分の都合であることにしたい。
勝ち負けが
コントロールできない状況だとしても、
自分の戦い方、生き方は、
自分の全力を出すだけ、
という自分の都合にしたい。
そうでなくちゃ、
何もコントロールできない人間に
なってしまう。
コントロールできない気持ちに
侵略され、占領されてしまった時には、
気分はきっと最悪。
そんな自分に、
責任をとろうなんて気持ちが
起きるわけがない。
何もかも逃げたくなるはずだ。
だから、最初から、
他人の都合にだけは負けるな。
(参考)十二国記(小野不由美)