自分自身で選ぶことを
やめてしまったときに、
人は迷宮にさまよいこんでしまう。
(幸福の迷宮、アレックス・ロビラ)
本当に迷ってしまった時には、
正しい答えが、ふわーっと
浮き上がってきて欲しい、
みたいな気分になる。
選ぶことなく、
必然的に、進むべき道に、
スポットライトが当たってくれたら、
どれだけ楽だろう…
今この瞬間に、
迷っている知人の顔が
思い浮かぶ。
代わりに選んであげることは、
出来ないんだよなぁ。
こっちを選んだ方がいいよ、
と教えてあげたとしても、
本人が納得していない限り、
それもダメなわけで。
時折り、選ぶことが苦しくなって、
選ぶのをやめてしまうこともある。
そうすれば、
問題が解決されないまま、
ズルズルと引きづられていく。
もうどうでもいいや、
と思いつつも、
引きづられていく場所にも
限界があるわけで、
これじゃあ、もっとダメだ、
という結論になって初めて、
しぶしぶ選ぶことになる。
選ぶタイミングを
逃さないようにしなくちゃいけない。
問題は、自分のものなのだから。