人はみな
偉大なる平凡を
生きているんですよね。
(通販生活2009春号、落合恵子)
「平凡だね。」
これが、
ホメ言葉として使われることは、
めったにない。
「なんか、平凡なところが、
ちょっといい感じ。」
みたいな表現になれば、
ホメ言葉っぽいのですが、
これも、なかなか聞かれない。
非凡な才能とかが、
もてはやされたり、
憧れられたりするもんだから、
平凡の良さっていうのは、
非凡な才能があることによって
有名人が堕落した時くらいしか、
思い出されないものです。
けれど、次の日には、
また別の非凡な人が、
大活躍をしたりするから、
平凡は、すぐに忘れられる。
忘れられるくらい平凡だから、
やっぱり、忘れられる。
それと同じように、
私たちが生きている毎日は、
人それぞれのレベルで、
平凡の日々が大半でしょうね。
だから、
ほとんどの日々が、
忘れられやすい。
でも、そこを、
「偉大なる平凡」を
生きていると思えば、
自分の中にだけは、
非凡な日々が
見えてくるんですよね。
不思議なもんです。
(参考)通販生活ネコマンガ
No.2604