死はいつも、ぼくたちのそばに…

死はいつも、
ぼくたちのそばにあって、
ぼくたちの生を
照らし出しているのです。

(13歳は二度あるか、吉本隆明)

真っ暗闇のなかでは、
照らしてくれる光がないと、
ものを見られない。

照らすといえば、
表現はいいけれど、

ある意味、
自由をちょっと奪うもの
だと思います。

薄暗い闇のなかでは、
すべてが同じレベルで
薄暗く見えるのですが、

そこの一部分に、
明るい光が照らすと、
その一部分しか
見えなくなる。

心がそこだけに
集中するようになる。
そして、見えてくる。
ほかは、見えなくなる。

人は、制限がつくと、
かえって見えてくる。
なんでも自由、
という環境は理想に思えるが、
かえってダメになってしまう。

死があると思えばこそ、
限られた時間を有意義に使おうと思う。

誰かに見られていると思えばこそ、
悪いことをする心に歯止めがかかる。

限られた予算だと分かれば、
お金を上手に使おうとする。

人は、
制限されるようなルールを
嫌ったりするけれども、
本当はたくさん助けられている。

無制限は敵、
制限は味方かもしれない。

(参考)13歳は二度あるか(吉本隆明)

No.2695


人生の短さについて(セネカ)

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