才能とは
天からの贈り物ではなく、
期間限定で貸し出されるものだ。
(少女、湊かなえ)
人は、
与えられたものは
大切にしない。
自ら苦労して
手に入れたものは、
けっこう大切にする。
借りているものを
どう扱うかは、
人それぞれだろう。
その時のポイントは、
借りている間に、
そのものに愛着をもてたかどうか。
才能を、贈り物、
プレゼントだとして、
いつまでもあるものだ、
と勘違いしてしまえば、
それを大切にして、
伸ばすことなど、きっと
おそろかになるんだろうなぁ…
そのうえ、
自分から怠けていながら、
自分には才能がないとか言って、
自己憐憫になったり。
だから、
借りているという意識のもと、
才能を借りている間に、
自分にとってどれだけ大切なものか、
をちゃんと確かめなくちゃいけない。
才能は手を加えなければ、
知らず知らずのうちに
自分のものでなくなっていく。
気づいていたら、
返却していた、
なんてことになりかねない。
ちょっと待って!
まだ借りていたいんです、
みたいなことは通用しない。
(参考)少女(湊かなえ)
No.2827