きっと、答えがない…

きっと、
答えがないのが、
答えだろ。

(週刊朝日、室井佑月)

絶対に正しい答えを
最初から見つけようとするから、
うまくいかない。

とりあえず、
答えなんかどうでもいい。

問題があることも
分からなければどうにもならないが、

問題があることが分かったら、
自分の気持ちがどうで、
今の自分はどうしたいか、
何をすることを選ぶか。

それが大切だと思うんです。

自分の気持ちを、
正しい答えだと主張したり、
分からせようと無理強いするから、
話がややこしくなって、
進まないときもあります。

そんなことにこだわるよりも、
正しいかどうかは分からないけれど、
今の自分の気持ちはこうなんだ、
だから、こうさせてもらうよ、
みたいなスタートの方がいい。

スタートしてみて、
答えが見つかるかもしれない。
あるいは、失敗して
見つからないとしても、
こういうこともありなんだな、
っていう発見があるだけもいい。

そんな気がします。

自分の問題から目を離せば、
さらに、問題は見つかるでしょう。
たくさんの人間が、
いろいろと複雑に絡み合って、
生きている社会では
問題がない方が珍しい。

それに対して、
目に見えて絶対正しい答えを
見つけ出そう、引っ張り出そう、
というのは難しいはずなんです。

とりあえずの行動を決める、
これが答えの時もあることでしょう。

(参考)ママの神様 (室井佑月)

No.2864

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