一生自分探しをしている…

誰でも結局
一生自分探しをしている
って気もするんですよね。
いくつになっても
悟ることなんてできない。

それに、年くってても
迷いのある人のほうが
魅力的だと思うんですよね。
70歳くらいになって自分に孫でもできて
『人生って何?』って聞かれたら
『わかんねぇ』って言えちゃうくらいの
感じでいいと思ってます。

(雑誌「ダ・ヴィンチ」、青野春秋)

今うまくいってるから、
今わかってることだけで、
残りの人生もパーフェクトに
うまくいくとは限らない。

しかし、世の中が、
過去の実績とか結果だけに
とらわれていたりするから、

何かうまくいっていたりすると、
自分はもう大丈夫、
これからはずーっとうまくいく、
と思いたくなる。

反対に、今うまくいっていないと、
自分はずーっとダメなヤツなんだ、
みたいなことを自分に決めちゃいそうになる。

そんなことは、
どっちにしたって
わからないのだ。

わからないことなのに、
わかったと思い込むから、
かえって、見えなくなる。

ずーっと、自分探し。
それも、見つかるとも知れない、
その都度変わるかもしれない、
自分というものを探すこと。

70歳になって、
見つかったと思い込んでいるよりだったら、
まだ探しているんだと熱くなっている方が、
たしかにいいかもしれない。

(参考)俺はまだ本気出してないだけ 1 (青野春秋)

No.2885


こころの処方箋(河合 隼雄)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です