ルールを知っていて自由なのと、
ルールを知らなくて自由なのでは、
自由さが違うから。
(雑誌「AneCan」薔薇色の夜を、秋元康)
この言葉に続くたとえ話も、
分かりやすいです。
「たとえば、高校生の頃って
制服があるじゃない?
私たちは、みんなと同じ制服を
着ながらその中でおしゃれをしたの。
どんな私服を着て行っていい
という学校だったら、
つまらなかったと思う」
ルールがあるから、
その上でアレンジしたり、
ちょっとはみ出してみたりするのが
面白いんです。
もし、ルールを知らなかったら、
ルールを破ったつもりになって、
悪ぶっていても、
それがルール上OKのことだった、
なんてことになる。
それって、ちょっとカッコ悪い。
なんでもかんでも、
自由な発想をするというのは、
ゴールが見つかりにくい。
過去のことや、
現実的な条件やルールが、
そこにあって初めて、
じゃあ、どうできるか、
っていう自由に意味が出てくる。
何でも出来る、
という野放し状態と、
何が出来るか、
と考えられる状態。
人は、どちらで
本当の自由を楽しめるか。
そう考えると、
条件やルールって大切だな、
って思います。
(参考)企画脳(秋元康)
No.3062