うわさなんていつか消える。
そんなものに負けるんじゃないぞ。
(朝のこどもの玩具箱、あさのあつこ)
人は、刺激的なこと、
変わったことを求めて、
騒ぐものと決まっています。
それに付き合っていては、
ますます、騒がれることになる。
生きていて、
こう思われないようにしよう、
といくら決心をしても、
思うのは、相手の勝手なのです。
まったく違うところの「心」で
起こる出来事だから、
どうしようもない。
それを気にして、
そこの部分を生き方の中心においても、
自分の人生は良くはならない。
どんな子どもに育てたいですか?
どんな子どもになって欲しいですか?
という問いかけに、
「人様に迷惑のかけない子どもに…」
なんて、いかにも慎ましそうな、
答えをよく聞いたりするもんですが、
わたしにとっては、どうも歯がゆい。
人に迷惑をかけないで、
生きていける人が、
本当にいるんだろうか。
知らず知らずのうちに、
迷惑をかけていることは、
分かっていて
迷惑をかけていることの
何十倍も多いような気がする。
精一杯がんばって、
いい成績とか結果を残せば、
その人以上にがんばっても
成績を残せなかった人の「迷惑」に
なっているかもしれない。
そんなことが、望みもしない噂を
生んだりもするのだ。
生きたい道を見つけて、
あきらめずにがんばれる力が欲しい。
それがあったほうがいい、そう思います。
No.3081