1日ずつしか…

わたしたちは皆、
1日ずつしか生きられません。

(ロバート・J・ホエットン)

1日ずつ生きる、
っていうのが大切だ、
っていうことは、

ふつうに生きられる人には、
分からない。

たとえば、
自分の時間の時計だけが、
ほかの人より、
2倍遅かったらどうだろう?

みんなが1日過ごした後でも、
自分だけにはまだ12時間残っている、
っていうことになる。

反対に、
自分の時間の時計だけが、
ほかの人より、
2倍速かったらどうだろう?

みんなが12時間しか過ごしていない時に、
自分だけはもう1日を終わっている、
っていうことになる。

実際、
体の老齢化が、
一般の人の8?10倍速い、
という病気をもつ人が
(プロジェリア症候群)
人類にはいて、

そういう人のことを考えると、
一度に、2日分生きたいという願望も、
時間のスピードにイライラすることも、
たいした問題じゃないという気がしてくる。

わたしたちの時計は、
10倍のスピードで進んでいるわけじゃない。

1日に1日分、
しっかり進んでいるだけ。

どれだけ時間を増やそうとも、
その時間に何を注ぎこむか、
そのためにどういう考え方で生きてるか、
っていうことのほうが大切。

今日はお休み。
しっかりと生きるのだ。

(参考)もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (岩崎 夏海)

No.3395


こころの処方箋(河合 隼雄)

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