生きてたらいろいろあるよ。
でもね、何年か経ったら
どんなことでも
大したことじゃなかったって
分かるから。
人間はさ、そうやって毎回
自分に裏切られながら
生きていくしかないんだよ。
(ほかならぬ人へ、白石一文)
他人に裏切られるならまだしも、
自分に裏切られるのは、
ちょっと堪えるかもしれない。
他人を信じていなければ、
裏切られることはない。
けれど、
だいたいは、
自分のことは信じている。
言葉にしなくても、
自分の夢や目標、
価値観、考え方、ライフスタイルは、
どこかで正しいと思っている。
そんなときに、
「ちょっと違うよ」
「それじゃ、こんな結果になるよ」
「もう少しがんばって」
みたいな現実を突きつけられる。
自分に裏切られる。
ただ、それはいつものことなんです。
自分に裏切られっぱなしの人生が、
だいたいじゃないでしょうか。
ユニクロの柳井正さんの
言葉を借りれば、
1勝9敗、というのがピッタリ。
裏切られる方が9割ほど、
というように多いんです。
事実は、
裏切られているというより、
見えていないこと、
見ていないことが多いから、
読みが甘いんだろうと思います。
もっともっと読みがよくなれば、
勝率がアップするかといえば、
そうともかぎらず、
成長すると、目標そのものが
もっとハードになってくるから、
きっと、1勝9敗はそんなに
変わらないんじゃないでしょうか。
それでも、がんばる。
それがいいと思っています。
(参考)ほかならぬ人へ(白石一文)
No.3404