一所懸命なひとがいる。
不器用なひとがいる。
のんびりしたほうがいいのは
わかっていても、
それができないタチのひとがいる。
いいじゃないか。
みんなとは違う。悪くないじゃないか。
がんばって、つい夢中になって、
みんなからはずれて、はぐれてしまう。
ときどき意地を張りすぎたり、
みんなのもとへ帰るタイミングを
逃したりする。
それでもいいじゃないか。
(ステップ、重松清)
みんなとは違う。
それはダメだろうという視線を感じる。
でも、それっていつも正解か…
自分が気にするようなことがあっても、
他の人は気にしていない。
他の人が気にしていることで、
自分は気にしてないっていう場合もある。
気にしていないなら、
そのままでいい。
みんなに合わせる必要あるかな?
恥ずかしいことと
思われていることが、
本当に恥ずべきこととは
限らない。
恥ずかしいことじゃない、
と堂々とやられていることに、
本当は恥ずべきことがあったりする。
みんなと同じことばかりを
目指していると、
そういうことを忘れてしまいがちになる。
同じじゃない時があっていい。
むしろ、同じじゃない方がいい時もある。
そんな考え方でいいじゃないか。
今日も、それでいいじゃないか。
違っていて気にしないでいいじゃないか。
(参考)ステップ(重松清)
No.3416