人はすべて変えたいと欲するが、…

人はすべて変えたいと欲するが、
同時に、すべてが変わらずに
続くことも願っている。

(悪魔とプリン嬢、パウロ・コエーリョ)

人は、
変わる幸せも、
変わらない幸せも、
どっちも知っている。

だから、判断に迷ってしまう。

変わろうとして始めた行動も、
途中までいくと、
やっぱり、ダメだったかな、
という思いがもたげてきて、
終わってしまう。

変わらないと決めて、
じっとしているはずが、
しばらくすると、
じっとしていられなくなり、
遅れたタイミングで
行動を始めてしまったりする。

その結末は、
何もかも中途半端。

決めるというのは、
大変なことだと
改めて思います。

それは、
何らかの結果が見えるまで、
責任をもって、続けたり、
待ったりしていることだから。

しかし、人は、
できれば、たいした決断をしないうちに、
物事が好転してくれることを願っている。

行動は「すべて」変えたくないが、
目の前は「すべて」変わって欲しいのだ。

矛盾していますが、
人間心理としては
よーく分かるものです。

本当に、人生がそうなんだったら
いいのですが、そういうわけにはいかない。
やっぱり、いいタイミングで変わる決断が必要。

(参考)悪魔とプリン嬢(パウロ・コエーリョ)

No.3440


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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