あたしはあたしの都合で待とう。…

あたしはあたしの都合で待とう。
あたしが待つのはあたしの勝手だ。
待ちたいだけ待って、
もういいと思ったら
待つのをやめたらいい。

もしかしたら明日いきなり
戻ってくるかもしれないし、
突然新しい恋に落ちるかもしれない。
明日のことなんか
誰も分からないのだからそれでいい。

(植物図鑑、有川浩)

待つということを、
見返りを考えず、
自分の都合、選択だと思って、
待つことができれば、
自立できたことになると思う。

待っててくれ、
と言われたから待っていて、
実際には、
戻ってきてくれなかった、
となれば、
わたしの時間を返して、となる。

けれど、考えてみれば、
人の気持ちなんて、
どう変わるか分からないので、

待って正解なこともあれば、
待って意味がなかった、
ということもありえる。

人の気持ちなんて、
その時々に良くも悪くも変わる。

それを待つも、
待たないも、
自分の都合だと
割り切って待つのが、
一番気楽だ。

もうちょっとだけ
待てば、手に入ったのに、
と言われたとて、
そこまでが待つ限界だったのなら、
しょうがない。

待つというのは、
受け身になる、
ということじゃないのだ。

(参考)植物図鑑(有川浩)

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