自分に合った伸ばし方さえ
見つかれば、必ず伸びます。
だから、
いろいろな伸ばし方を、
失敗してもいいから
試してみてください。
どう伸ばしていくかを、
つねに考えてください。
(書の道を行こう、武田双雲)
私たちは、
自分らしい才能を
一生懸命に探すけれど、
もしかしたら、
ちょっとでも
見つかった才能を
どう伸ばせばいいか、
ってことをあんまり
考えてこなかったかも。
だいたい、
ちょっと見つかった才能、
っていうのは、
ほかの「できる人」と比べると、
かなり見劣りするから、
「あ、これ才能じゃない」
って判断してしまうことが多い。
でも、これはおかしい。
見つかった瞬間から、
ほかの人よりも優れている才能、
なんてあるわけがない。
今はズバ抜けてはいないけど、
磨けば光る、っていう才能が、
いくつか見つかるだけなのだ。
だから、
その「磨けば」っていうところが、
きっと、ポイントだ。
自分にあった磨き方を
見つけていくのが、次の課題。
独学でやっていくのが
向いている人もいれば、
いい師匠について
やっていけば伸びる人もいる。
はたまた、
ちょっと違う世界を覗いて、
そこで基礎を身につけてから、
やり始めるといいっていう場合もある。
伸ばし方、磨き方、
これを探求するのだ。
次々と比べて、
あきらめているだけじゃ、
時間ばかり経って、
何も身につかなかったってことになる。
(参考)書の道を行こう(武田双雲)
No.3881