自分が小さくても弱くても、…

自分が小さくても弱くても、
未来が限られたものであっても。
あたしたちは
心地よくあるすべを知っている。

(檸檬のころ、豊島ミホ)

えらいこと、大きいこと、
成功すること、才能があること。
それ以外には、幸せがないかのように、
みんなが錯覚しているけど、
そんなことはないのだ。

たとえば、
幸せに暮らすための、
あるいは結婚相手として選ぶための、
年収を○○万円とか目標にする人も
いていいだろうけれど、

それがかなわなかった人が、
みんな不幸かといえば、
そういうわけでもなく、

自分に与えられている、
手にすることができた
限られたもので、

どう幸せに暮らすか、
パートナーとの関係を
どう良くしていくかを
考えられたらいい、
という場合もある。

実際は、どちらも、
むずかしいことかもしれないし…

年収の目標を達成することも、
いい人間関係を継続することも。

要は、どちらで
がんばってみるかを
自分で決心して、
がんばるしかないというわけだ。

投げ出してしまう人は、
きっと、どんな目標でも
投げ出してしまう可能性すらある。

思うように
能力が伸びなくても、
予想より成功しなくても、
そのなかでどう心地よく
生きていられるか。

それに心を注げることは、
なんで自分だけ不幸なんだ、
と堂々巡りするよりも、
大切なんですよね。

(参考)檸檬のころ(豊島ミホ)

No.3946


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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