お前が勝つか相手が勝つか。…

今度の試合で、
お前が勝つか
相手が勝つか。
それはわからない。

でも、ひとつだけ
わかっていることがある。
お前も相手も、その試合を経験して
強くなるということだ。

(敗者復活力、廣田康之)

勝者が一人しかいない勝負では、
その一人以外は、必ず、
負けることになっている。

どうがんばっても、
そういう事実になることは、
避けられない。

もちろん、
全体から見れば、
その勝者が一番注目される
ことになるだろうけど、

必ずしも、
勝つことだけで
注目されるわけじゃない。

わたしは、いつも、
不思議に思うのだけれど、

女子フィギュアスケートの
浅田真央ちゃん。
最近の大会における成績は、
あんまり良くないのだが、

テレビ放映でも、
マスコミでも、今なお、
真央ちゃんがメインのように
見受けられる。

勝っても負けても、
注目されるというのは、
マスコミ受けが良いとかも
関係あるのかもしれないが、

世の中には、
目に見える勝負と、
目に見えない勝負が
あるんだなという気にさせられる。

できれば勝ちたい。
けれど負けても、
何かは得ている。

あるいは、別のことで
勝っている可能性もある。

得るものがあれば、
それでいいじゃないか。

(参考)敗者復活力(廣田康之)

No.3973


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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