「だから、どうした!」…

「だから、どうした!」
どんな不景気だって、生きていれば
毎日ちょっとはたのしいこともある。
仕事のなかには、
嫌なこともあるけど、
同じ量のやりがいや達成感もある。

結局は動いた数字の
大小にすぎない景気や業績に、
一個人がそこまで
振りまわされる必要などない。

(坂の下の湖、石田衣良)

すごーく満足できること、
とても楽しいことがなくなって、

ちょっと満足なこと、
どちらかといえば楽しいこと
くらいしかないと感じると、

なにか訴えたくなるかもしれない。

世の中のせいにするとか、
政治や景気のせいにするとか…

でも、
そんなことをしたところで、
即効性のある対策が即断されて、
自分に影響が及んでくる、
なんてことは、まずない。

今までの人生が、
それを明らかにしている。

そんな暇があったら、
どんなに苦しい状況でも、
ちょっと楽しいことがある、
っていうことに気づいて、

それを十分に楽しめる
という才能のほうが、
自分を幸せにしてくれるだろう。

人それぞれの人生に、
その状況レベルに応じて
楽しめる何かがあるはず。

世の中がどう変わっても、
どんな時間が流れるようになっても、
それは変わらない。

そう考えれば、
いつも、いい人生だな。

(参考)坂の下の湖(石田衣良)

No.4074


人生の短さについて(セネカ)

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